少額短期保険料は、生命保険料控除に含まれるのか!?
コロナ禍による旅行等イベントのキャンセル料補償や、スマートフォンの故障・盗難の補償など、万一に備えて保険期間が1年以内の保険(=少額短期保険)に加入している方もいらっしゃるかと思います。
そこで、最近お問い合わせがありました少額短期保険が生命保険料控除の対象に含まれるか否かについて、解説いたします。
Ⅰ.少額短期保険とは
少額短期保険とは、簡単に言いますと、保険期間が1年以内(損害保険は2年以内)の少額な保険となります。また、保険の種類も物損保険のほか、死亡保険や医療保険もございます。
関連サイト
少額短期保険業とは - 消費者の皆様へ - 日本少額短期保険協会 (shougakutanki.jp)
Ⅱ.生命保険料控除の対象となる保険とは
年末調整や所得税確定申告で考慮される生命保険料控除の対象となる生命保険とは、保険業法2条3項に規定される保険となります。簡単に言いますと、10月から11月頃に保険会社から郵送される生命保険料控除証明書に記載されている保険となります。
Ⅲ.生命保険料控除の対象かどうか
少額短期保険は、保険業法2条18項に規定されている保険のため、上記Ⅱの保険とは異なるため、生命保険料控除の対象となる保険とはなりません。
Ⅳ.まとめ
少額短期保険は、掛金が少なく手ごろな保険ですが、生命保険料控除の対象とならない保険となります。また、保険の種類はとても多いため、各種保険に加入される際は、保障内容も含めて、生命保険料控除の対象となる保険が否か確認する必要がございます。
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