e-Tax上で所得税確定申告書が閲覧可能に!?

個人事業主の方で所得税確定申告書の写しを取らず、税務署へ申告書を提出し、後日、税務署へ訪問し、ご自身が提出した確定申告書を閲覧した方もいらっしゃるかと思います。

そこで、最近お問い合わせがありました所得税確定申告書の閲覧について、解説いたします。

Ⅰ.令和4年5月22日まで

所得税確定申告書の閲覧方法は、パソコンによる電子申告提出とパソコン以外のスマホや書面による提出で、下記の通り異なります。

1.パソコンによる電子申告提出の場合
→e-Taxのサイトから過去の申告内容を閲覧できます。
2.パソコン以外のスマホや書面による提出
→申告書等閲覧サービス※を利用して閲覧できますが、税務署への書面提出が必要なため、手間がかかります。

※申告書等閲覧サービスとは、納税者が申告書等を作成するために、過去に提出した申告書や届出書を確認する必要がある場合に利用できるサービスです。

(関連サイト)
申告書等閲覧サービスの実施について(事務運営指針)|国税庁 (nta.go.jp)

Ⅱ.令和4年5月23日以降

令和4年5月23日以降の所得税確定申告書の閲覧方法は、上記Ⅰの他に、e-Taxから申告書等情報取得サービス※を利用して、直近2年分の所得税確定申告書の閲覧とPDFによるデータ取得ができます。
また、来年以降は、直近2年分ではなく、直近3年分まで取得可能になります。

※申告書等情報取得サービスを利用するためには、マイナンバーカードが必要となります。

(関連サイト)
申告書等の情報の取得について|国税庁 (nta.go.jp)

Ⅲ.まとめ

新型コロナウイルス感染症の影響によって、税務行政のDX推進策の一つとして、申告書等情報取得サービスがスタートします。今後は、あらゆる税務関係書類が書面ではなく、データによる提出等シフトしていくことが想定できるため、今後のデジタル化の変化をしっかり把握し、活用していくことが必要となります。

※投稿日現在における情報・法令等に基づいて作成しております。

弊事務所では、神奈川以外のエリアでも情熱をもって対応いたします。

法人・個人の税務顧問のほか、相続税・贈与税・譲渡所得税の申告といった単発のご依頼もお受けしております。

報酬につきましては、税務顧問の場合は「売上規模」「ご訪問頻度」などに応じて、単発のご依頼の場合には「財産の規模・種類」「売却価格」などに応じて設定しております。

初回のご面談・報酬のお見積りは無料です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です