車を残価設定で取得する場合でローンとリースのどちらが得か?

車を取得する場合に残価設定で取得することも多いかと思いますが、契約形態について、ローンとリースのどちらが有利なのでしょうか。

残価設定のローンとリースについて、その違いや特徴などを紹介したいと思います。

 

Ⅰ.残価設定のローンやリースの違い

どちらも一定期間終了時の残価を定めて、取得価額と残価との差額を毎月定額で支払う方法となります。両方とも同じような支払となりますので、経理処理も同じだと思われるかもしれません。

しかし、ローン又はリースで経理処理は、大きく異なります。

どちらも毎月支払う金額に関係なく減価償却費を計上しますが、下記の様に取扱いが異なります。

 

1.残価設定ローンの場合

(1)取得価額:残価設定を含んだ取得価額(=総額)

(2)減価償却方法:法人の場合には原則,定率法(個人の場合には原則,定額法)

(3)消費税控除額:残価設定を含んだ取得価額に係る消費税を控除することとなります。(=総額に係る消費税額を控除できます。)

2.残価設定リースの場合

(1)取得価額:残価設定を含まない取得価額

(2)減価償却方法:リース期間定額法

(3)消費税控除額:残価設定を含まない取得価額に係る消費税を控除することとなります。

 

Ⅱ.具体例

法人が車を下記の条件で購入した場合のローンとリースの違いとなります。

・購入価額:550万円

・残価設定金額:220万円

・支払期間:5年

・法定耐用年数:6年(定率法)

(  ローンの場合) (リースの場合)

・取得価額               550万円    330万円

・減価償却費

1年目          183万円     66万円

2年目          122万円     66万円

3年目            81万円     66万円

4年目            54万円     66万円

5年目            54万円     66万円

6年目            54万円

∴ローンとリースでは、減価償却費が大きく異なります。

 

・初年度の消費税控除額  50万円    30万円

・リース期間終了後の処理

リース期間(5年)終了後に残価220万円で売価した場合

(1)ローンの場合には売却益が164万円となります。

(2)リースの場合には売却益が   0円となります。

 

上記具体例のようにローンとリースでは、経理処理が大きく異なります。

 

車の購入で初年度に節税を考えている法人の場合には、リースではなくローンの方が減価償却費の計上額多くなるので、節税メリットを享受できるかと考えられます。

 

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